グリンクリート研究会　会長
大江康夫

グリーンクリート研究会では、優良な骨材の供給が難しくなっている現在の状況を鑑み、また、環境に対する配慮を考えた結果、産業副産物を使用することにより、今まで以上に高耐久のコンクリートを作り出しました。
フライアッシュと高炉スラグ細骨材を使用することにより従来の製品より乾燥収縮率が低い約500×10-6（マイナス6乗）という非常に優れたコンクリートです。これは日本建築学会が定めている特級仕様とほぼ同等の収縮率になります。それに加え、フライアッシュと高炉スラグの効果により長期強度が増進され、コンクリートが緻密なものとなり劣化抵抗性が増します。これらのことにより、長期の耐久性を求められる構造体に適した製品とすることができました。

私共グリーンクリート研究会では、これらの優れた配合を「グリーンクリート」と呼び、標準化（JIS製品）することによって、一般に広く使用できるコンクリートを皆様にご提供すべく、社会貢献に邁進していく所存です。