フライアッシュとは
石炭火力発電所では、微粉砕した石炭をボイラー内で燃焼させ、そのエネルギーを電気に変えています。この燃焼により溶融状態になった灰の粒子は高温の燃焼ガス中を浮遊し、ボイラ出口で温度が低下することに伴い、球形の微細粒子となります。これを電気集塵機に捕集したものがフライアッシュです。(ページトップ画像:フライアッシュの電子顕微鏡写真)
グリーンクリートは、コンクリート混和材用に粒度調整等を行ったフライアッシュⅡ種を使用しています。
グリーンクリートは、コンクリート混和材用に粒度調整等を行ったフライアッシュⅡ種を使用しています。
フライアッシュの特性
- フライアッシュは、ポルトランドセメントの水和反応により生成された水酸化カルシウムと反応するポゾラン反応により、長期にわたり強度が増進します。そのため、緻密で水密性と劣化抵抗性・化学的抵抗性に優れた高耐久コンクリートになります。
- フライアッシュは球形な微粒子で、そのボールベアリング的作用によりコンクリート流動性が高い、ポンプ圧送性の優れたコンクリートになります。
- セメントに対し混入率を15%以上とすれば、アルカリ骨材反応の抑制効果があります。